特定非営利活動法人明日のたね
特定非営利活動法人明日のたね
◇団体・施設の概要、活動について
明日のたねさんは子育て中の親と子ども、庄内地域で暮らす高齢の人たちも含めて、いつでもどんな人も立ち寄れる「居場所づくり」を行っています。ひきこもり者支援を看板には掲げていませんが、地域の様々な人が見守り、支え、補い合えるような機会を作っています。地域子育て支援拠点の運営や女性の学び・起業や就労支援、子ども食堂(地域食堂)やフードパントリーの運営等、生活困窮者の支援も行っています。これまでにも通信制の高校に通う学生が自宅の中で居場所がなくて、利用していたケースもあります。「不登校」や「ひきこもり」という看板を掲げるからこそ行きづらくなる人も当然おり、支援の入り口として様々な敷居の低いイベントや企画を展開し、カテゴリーに当てはめずに「働く」ためではなく、地域の中で居場所と役割を持てるような事業を展開しています。
◇ひきこもり者に対する支援メニューについて
ひきこもり者に限定した窓口は開設しておりませんが、職員が常駐し、どのような相談事にも対応しています。自団体で対応できない相談については他機関に繋ぐ、または連携して支援を行っています。
◇ひきこもり者支援を行う上での課題
- 地域の中での多様な入り口 ひきこもり者及び家族にとって大切なことは自立することではなく、地域の中で孤立しない事、相談できる人がいる、場所があることだと思っています。この人にだったら、この場所にだったら行ってもいいなと思える場所が増えることが大切だと思います。
- 学校との連携 庄内地域には通信制高校や定時制高校もあり、将来に対して不安を抱えている生徒も多くいます。そのような生徒が家族や学校の先生以外と繋がれる場、いつでも戻って来れる場が必要かと思います。
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